2022.04.01
neutral colors
次回POP UPのお知らせです。
haru nomura sacks and bags works exhibition
「 neutral colors」
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古代から植物染料での染色は、複数の植物と媒染剤の掛け合わせによって多様な色彩を表現してきました。今回の展示ではベージュをベースに、色を染め重ねることで生まれる繊細な中間色でharu nomuraの定番のかばんを染め上げます。
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2022年4月12日 (火)~ 4月17日(日)
Open13:00~Close19:00 (最終日は17:00)
準備中 〒152-0004 目黒区鷹番3-4-24
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化学染料の混色が「ブレンド」だとしたら、植物染料の混色は「レイヤー」。
層を重ねて重ねて、染めていきます。
というのも、化学染料は、絵の具のように混色が可能なのですが、植物染料は植物同士を一緒に混ぜて煮出すことができません。植物染料でオレンジに染めたい時は、黄色の植物で一回染めた上で(煮出し→染色→媒染→染色)、赤色の植物(煮出し→染色→媒染→染色)で染めます。
今回のDMは、そんな植物染料の色の重なりをイメージさせるデザインです。
イラストは吉田紳平さん。
紙を絵の具で染め、貼り絵のように色を重ねることで、人物とかばんのシルエットを描いています。haru nomuraのイメージを先導してくれる、魅力的なイラストです。
ポスターサイズの目を引くDMデザインは、仲村健太郎さん。
薄い透過性のある紙を使用。イラストの人物を表面と裏面に擦り分け、裏面のイラストを透過させることで、一枚のビジュアルが生まれる仕掛け。紙の表裏の重なりというのはまさにレイヤー。尚且つ、吉田さんの今回のイラストは貼り絵を重ねているので、実はたくさんの層が薄い一枚の紙の中に存在しています。この一枚で、今回のコンセプトが語れる素晴らしいDMです。
プレパラートのように薄く軽いけど、重層的なDM。これからのharu nomruaが目指す色や、ブランドとしてのアプローチを表現してくれています。
今回は東京での展示のため、関東の顧客様を中心にお送りします。各地のお客様で、もし欲しい!という方や、DMを置かせていただける店舗様がいらっしゃいましたらメッセージいただけますと幸いです。
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