2022.08.13

haru nomura sacks and bags works exhibition 「Layer」

本日より、haru nomura 2022_2023 「layer」のルックをInstagramで公開いたします。併せて、8/20~京都・恵文社にてPOP UPを開催いたします。定番のかばんの他、新たに2点の新作を準備してお待ちしております。

haru nomura sacks and bags works exhibition 「Layer」

2022年8月20日 (土)~ 9月9日(金)
Open11:00~Close19:00 (最終日14時)

恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10

化学染料の染色がブレンドだとしたら、植物染料の染色はレイヤー。例えば、植物染料でオレンジに染めたい時。黄色の植物で1度染めた上に、更に赤色の植物を染め重ねます。化学染料は絵の具のように混色ができますが、植物染料は植物同士を混ぜて染めることができません。

植物で染めた布は、経年変化の様子もレイヤーです。柿渋染めは、硬い柿渋の皮膜がだんだんと剥がれていくような風合いの変化があります。使い込まれて色褪せた布からは、媒染の金属の色がそっと顔を覗かせます。

時を経て擦り減っていく層もあれば、重なっていく層もあります。布地ついた絵の具の跡や、ジュースのシミ。記憶の層として積もっていきます。染め直しのメンテナンスでは、使われた層の上に新しく色が乗ります。

重ねて、褪せて剥げて、また染め重ねて。
植物で染めることで見えてくる多様な層が、haru nomuraにとって大きなヒントとなっています。

今回のコレクションでは「Layer」をテーマに、2つの新作かばんを発表します。
店頭には、定番のかばん他、人気アイテムの限定色も並びます。

写真:堀井ヒロツグ
モデル: 鬣恒太郎/鬣典子
ヘアメイク:坂本愛
スタイリング: Studio Kentaro Nakamura
衣装提供:well

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