Archive / 2024.05

2024.05.10

haru nomuraの道草

5月から、恵文社さんのメールマガジン「一乗寺通信」のミニコラムを担当しています。文章の仕事は初めてなので、とても嬉しいです。

「haru nomuraの道草」という題で、日常を綴っています。
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月1、第2金曜日担当です。

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恵文社メールマガジン「一乗寺通信」
【コラム】

第1週:ひろせべにさん(イラストレーター)
「レモンケーキボーイのようこそ!さしすせ相談室」

第2週:haru nomura 野村春花(染色家)
「haru nomuraの道草」

第3週:西淑さん(画家・イラストレーター)
「本と創作の日記」

第4週:松本伸哉さん(ホホホ座)
「浄土寺通信」

2024.05.01

haru nomuraと人vol.22 鬼頭祈(日本画家・イラストレーター)

haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたインタビュー形式のコラム「haru nomuraと人」。第22回目のゲストは日本画家・イラストレーターの鬼頭祈さんです。

ひそひそとした小さな話し声が聞こえてきそうな、小人たちの世界。日本画の技法を生かした、一度見たら忘れられないタッチ。本の表紙や広告、アパレルとのコラボなど国内外で大活躍している鬼頭祈さんは、大学時代の旧友です。キトゥーンと呼んでいます。

入学してすぐ、講義で隣の席になったのをきっかけに意気投合し、学生時代はふたりで「nandaro.」という雑貨ユニットを組んでいました。当時から、鬼頭さんは独自の世界観があり、すでに人気の作家でした。ともすれば、力んでしまいそうな創作への熱量を持ちながらも、肩肘張らず、自然体な姿が眩しかったのを覚えています。今やharu nomuraに欠かせない存在の、デザイナーの仲村健太郎さんを紹介してくださったのも鬼頭さんです。

今回は鬼頭さんに、普段のお仕事についてや学生時代の思い出についてお聞きしました。大人になった私たちでまた、nandaro. 再結成したいね〜!

Q.鬼頭さんの普段のお仕事や暮らしについて教えてください。

私は日本画家・イラストレーターを生業にしています。
国内外で個展を開いたり、本や広告、アパレルなどにイラストを提供しています。
個展では、和紙に日本画絵具で描いた作品を展示しています。
イラストでは、日本画絵具のほかにipadで描いたりもしています。
さいきんは絵本を書いているので、いつも、なにか絵本にできそうなことはないかな?などと考えてくらしています。
都内の、池のある公園のほとりにアトリエ兼住居があります。
東京と思えないほど自然豊かで、野鳥も観察できるので四季折々楽しいです。
朝起きて、朝ごはんを食べたあとは池の周りをぐるりと歩きます。
作品の構想を錬るときや、読書をするとき、ぼーっとしたいときも池へ行きます。
池が暮らしに欠かせないものになっています。
なるべく太陽とともに起きて絵を描き、日が暮れてきたら仕事を終わりにします。
できるだけ、鳥など動物とおなじ生活リズムで暮らしたいと思っています。

Q.制作テーマについて教えてください。

私の実家は、山に囲まれた場所にあります。
今も実家に帰ると、キジなどに会うことができます。
幼いころ、そんな自然に囲まれた場所で、ちいさな虫や花などに目を近づけて、じーっと観察するのが好きでした。
観察しているとき、私はいつも自分がちいさな小人になった気分になっていました。
そのときの記憶を絵に込めています。
私が描く小人たちは、いつも目の前の果物などをじーっとみつめています。
過去でも未来でもなく、「今、ここ」に集中しています。
人間は、いつも「今、ここ」に集中することができれば幸せなのではと感じています。

Q.野村との出会いについて。

大学に入りたてのころ、授業で隣の席になったのがきっかけでした。
私が持っていたペンケースを褒めてくれました。
目がきらきらした、素敵な女の子だなと思ったのを覚えています。
そのあと、おでかけをしたりして仲良くなり、
「nandaro.」というユニットを組んで、文化祭などで雑貨を販売しました。
私はイラストをステッカーにして販売しました。
野村さんはアクセサリーなどを販売していました。
とっても楽しかったです。
人に自分の作品を届ける楽しさを知った原点だと思います。

Q.haru nomuraのかばんの印象は?

野村さんの人柄がそのまま表れているかばんだなあとおもいます。
こつこつと丁寧で誠実な手仕事、お客さんへの向き合い方、とてもすばらしいです。
haru nomuraのことを思い浮かべると、背筋が伸びます。
よく思い出しては、私もがんばるぞという気持ちになっています。

Q.さいごに

すこしだけ宣伝をさせてください。
4月~5月、東京にて個展を開催しています。
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鬼頭祈個展 「little diary」
日記のように描いた約60点の作品を展示販売します

2024年4月19日(金)- 5月12日(日)
火水木休み
月・金 3-8:00pm
土・日・祝 2-7:00pm
会場:目白ブックギャラリーポポタム
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よろしければぜひお越しくださいませ。

野村さんと一緒に「nandaro.」をやっていた頃のときめきを大切にものづくりをしていきたいです。
大人になって仕事をしていくうちに、つい初心を忘れてしまうこともあるけど、
あのころの気持ちにいつも立ち戻っていたいです。
ずっと変わらずこつこつものづくりをする野村さん、尊敬しています。
はーちゃん、これからもよろしくおねがいします!

【Profile】
1991年静岡生まれ。東京都在住。京都造形芸術大学 日本画コース卒業。
日本画の技法を生かし、小人や苺をモチーフにした現代的な絵画を制作。
画家として国内外の個展を中心に活動。
イラストレーターとして広告・アニメコラボグッズ・絵本などに作品を提供。
第190回ザ・チョイス入選(江口寿史氏審査)
絵本に『こびとのおうち』(WAVE出版)
『いちごになりました』(福音館書店)がある。

・Instagram
@inorii

・X
@inorii

・HP
https://www.inorikito.jp/

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