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2024.11.15
haru nomuraと人 サイドストーリー・旅するかばん【後編・旅するかばんのリネンのはなし】
haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたインタビュー形式のコラム「haru nomuraと人」。2024年11月1日から<旅するかばん>は3回目のモデルチェンジをして再販となりました。今回は番外編として、haru nomuraの看板商品の<旅するかばん>に焦点を当て、発表した2015年から現在までの道のりを辿りたいと思います。
後編は、<旅するかばん>の生地「リネン」の話を中心に、モデルチェンジした<旅するかばん>のディテールについて語ります。
【後編・旅するかばんのリネンの話】
世界的服飾デザイナーのクリスチャン・ディオールは、「デザイナーにとってのリネン素材は、彫刻家にとっての大理石のようにとても高貴な素材だ」という言葉を残しました。haru nomuraの製品においても、リネンという素材は欠かせません。<旅するかばん>に始まり、flattoteや巾着など、展示会ではいつも目立つところにリネンの商品が並びます。
皆さんもきっとリネンと聞くと、高級な素材であるという印象を持つかと思います。身近な街の手芸店でも、綿素材や他の素材に比べて、リネン素材は1mあたりの値段が倍以上だったりします。リネンが高級である一つの理由は、リネンの生育の難しさにあります。
リネンの原料の「亜麻(フラックス)」は、寒冷な地域で栽培される一年草です。北フランスや、ベルギー、オランダなどで栽培されています。日本では、かつて北海道で盛んに栽培されていましたが、第二次対戦後その規模は減少し、今は国内ではほとんど栽培されていません。
亜麻は3月から4月に種を蒔き、100日から120日ほどで1mの背丈に成長します。非常に生命力の強い植物なので、農薬を使わないことでも知られています。ただし、糸を作る工程で薬品を使うので完全オーガニックというわけではありません。亜麻は、初夏に1日だけブルーの花を咲かせます。朝方に花が咲き、夕方には萎んでしまう儚い花だそう。その後、根本から抜き取り、そのまま畑に倒して、1ヶ月ほど寝かせて表面を腐らせ、繊維を取り出しやすくします。雨や露、風や日光を利用してカビを発生させるこの腐敗の工程を「デュー・レッティング(雨露浸水法)」と言います。また亜麻は生育が良い分、一度収穫すると土壌が痩せてしまうため、6年間の休耕が必要となる生産条件が厳しい植物でもあります。その間の6年は、その土地で小麦やジャガイモなどを作るそうです。広大な土地が必要であるというところも、亜麻栽培において重要なポイントです。名曲「亜麻色の髪の乙女」の亜麻色とは、亜麻(リネン)を紡いだ糸の色のような、黄色がかった薄茶色を指しますが、亜麻色の糸に至るまでに実はこのような大変な工程があるのです。
話は変わって、今年の夏。麻会社のKさんから<旅するかばん>の本体生地の廃盤について、連絡がありました。聞けば、中国やバングラディシュの糸の生産現場で、様々な理由で糸の製造が難しいとのこと。推測するに、旅するかばんの本体に使っている太い番手のリネン糸はニーズがない(油絵のキャンパスくらいでしょうか)ことがあるのではないかと思います。糸が作れなければ、国内で織ることもできないので、廃盤という選択だと思います。長く安定した品質で生産できるようにと選んだ生地でしたが、廃盤となると、次の選択を考えていくしかありませんでした。
2015年に発売した<旅するかばん>を、大きく変更したのは2021年のこと。それまでは、生地の耳が整っていたデザインだったものを、フリンジタイプに変更したことで、生地幅を生かしたデザインがより強調されました。綿のタグをタイベック素材に変更したのもこのタイミングでした。定番の商品だから変えずにやっていくことも大切だけれど、定番の商品だからこそより良い方に変えていくことの面白さを知りました。
今回の生地の廃盤後に、また大きくデザインを変えてしまうという可能性もあったのですが、第2モデルの素朴で緩やかなフォルムを活かす方向で話を進めていきました。Kさんと考えたのは、糸の撚り方を工夫して、第2モデルとほぼ見分けがつかない生地感にもっていくこと。細い糸を撚りあわせて、今までの太い糸を再現しました。生地に織ってしまえば、見た目にはわからないのですが、撚ったことで繊維が空気を含んでフワッと柔らかな質感が生まれました。そのおかげか、今までよりも染色の染まり具合も良くなった気がします。せっかく行き着いた今回の生地も、残念ながら、今私の手元にある限りで廃盤となります。
上の3つ並んだ藍色の<旅するかばん>の写真をご覧ください。ちょうどタイミングよく、2015年の初期モデルのユーザーさん、2021年モデルのユーザーさんが、染め直しの修理に出してくださったので、3つのモデルを並べてみました。藍色で染め直している2つと、新しく染めた1つです。2015年から使い込んだかばんが、第3モデルと変わらない見た目にまで変化するのは染め直しのメンテナンスの面白いところです。3つを細かく見比べると、ブランドとしての年月やたくさんの選択が詰まっています。
今の第3モデルも、必ず数年後には次の展開を迎えています。もちろん最大の努力はしますが、原材料費の高騰もあり、商品価格を大きく値上げせざるを得ないタイミングもきっとあると思います。第4、5とモデルチェンジを重ねながら、何より作り続けることを第一に考えています。これからも<旅するかばん>をどうぞよろしくお願いいたします。
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参考文献
ジャック・ルール『リネンの歴史とその関連産業』香山学監修/尾崎直子訳、白水社、2022年。
2024.11.05
haru nomuraと人 サイドストーリー・旅するかばん【前編・旅するかばんができるまで】
haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたインタビュー形式のコラム「haru nomuraと人」。2024年11月1日から<旅するかばん>は3回目のモデルチェンジをして再販となりました。今回は番外編として、haru nomuraの看板商品の<旅するかばん>に焦点を当て、発表した2015年から現在までの道のりを辿りたいと思います。
前編は、旅するかばんができるまでのお話しです。
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2014年秋、1日だけの展覧会を夷川通寺町の小さなギャラリーで開催しました。当時私は美大生で、手探りの中ブランド活動を始めたばかり。そんな時、haru nomuraを偶然知った、麻の会社のKさんがギャラリーに飛び込みで営業に来てくれました。
「野村さんの染めに絶対リネン(麻)が合うと思う。一度染めてみない?」と。
様々な素材の染色に挑戦してみたい時期でしたし、リネンが好きだったので、話がトントンと進みました。今もKさんには大変お世話になっていますが、その出来事が<旅するかばん>制作のきっかけでした。
翌月にはKさんの案内で、麻の織工場にお邪魔し、生産の現場を勉強させてもらいました。その場で、次の展覧会の新作用に生地を購入し、大学の地下にあったアトリエに持ち帰りました。初めて扱う素材に困惑しながら、試行錯誤して生まれたのが<旅するかばん>です。大学のアトリエは朝8時から夜22時まで使用できました。地下の窓のない部屋で時間感覚が狂ったまま、昼寝用のブランケットや歯ブラシを持ち込んで、夢中で手を動かした記憶があります。自分でサンプル縫いをし、縫製工場さんとのやりとりを経て、かばんのかたちが決まりました。
<旅するかばん>の設計段階で意識したのは、無駄がないこと。というのも、リネンは亜麻という植物が原料で、根、茎、葉、種まですべて有効に使われるところが特徴。廃棄する部分が無いリネン素材と同様に、端切れが出ないように生地幅を生かしたデザインになっているところが<旅するかばん>のポイントです。当時からモデルチェンジした今も、そのポリシーを守っています。染めてみると、Kさんの言う通りリネンと天然染料との相性は抜群でした。特に、柿渋染めの風合いと発色には驚きました。
よくお客様から、<旅するかばん>というネーミングを褒めていただくことが多いのですが、実はデザイナーの仲村健太郎さんがポロッと言った一言がそのまま商品名になりました。展覧会のDM用の写真撮影のプランを練るため、デザイナーの仲村さんと写真家の守屋さんと、打ち合わせを兼ねた餃子パーティーをしている時。餃子を包みながら、守屋さんが「琵琶湖にかばんの撮影旅行に出かけないか」と提案してくれ、仲村さんが光の速さで「じゃあ、<旅するかばん>ですね」と。野村が「それだ!」となり即採用。信頼している仲間たちの鶴の一声で道が開けるのは、今とあまり変わらないですね。
佇まいが良い!ということで画家の神馬さんにモデルをお願いし、電車に揺られながら琵琶湖でかばんの撮影をしました。今や定着した、旅をしながらのブランドイメージ撮影は、この撮影が最初でした。haru nomuraのブランドイメージは、かばんだけでなく、仲間と創作する楽しい時間も一緒に記録しているように思います。数年ぶりに見返しても全く色褪せないですし、思い出のアルバムを開くのに気持ちが似ています。
北白川ちせさんでの発表が、<旅するかばん>の初めてのお披露目でした。その後、継続して<旅するかばん>を作り続けていましたが、今ほど大きく世に出ることはありませんでした。看板商品にまでなったのは、SNSの後押しがありました。かばんのユーザーさんが<旅するかばん>で旅をしている様子の写真を、SNSにアップしてくれるようになったのです。それを見た別の方が、旅行の前や、新生活や記念日など新たな門出のタイミングで購入してくださり、記念写真をアップ。そして次のユーザーさんへとどんどん広がる。知らぬ間に、リレーのバトンのよう広がっていきました。
琵琶湖への日帰り旅から始まった<旅するかばん>ですが、現在は海を超えてユーザーさんがいます。ロサンゼルスやパリ、韓国やシンガポール。私が旅をしたことのない場所に、旅するかばんは旅をしているのだなと思うと、なんとも感慨深いものがあります。
先日、20代のお客様とお話ししている時に「旅するかばんの自由さが、僕たちの心をたまらなく掴むんです」というありがたい言葉をもらいました。彼は、ちょうど私が旅するかばんを作ったのと同じ年の頃だと思います。大人になると自由が消えてしまう気がして、とにかく旅に出たかった時期が、私にもありました。年を重ねると、その気持ちは落ち着くものとばかり思っていたのですが、自由を求める気持ちは増していくばかりです。それに寧ろ、年を重ねてどんどん自由になっている気さえする。結局、<旅するかばん>を選ぶ私たちは、生涯自由を求めながら旅をするのだと思います。
2024.11.01
haru nomuraと人 サイドストーリー・旅するかばん
haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたインタビュー形式のコラム「haru nomuraと人」。
本日11月1日から<旅するかばん>は3回目のモデルチェンジをして再販となりました。今回は番外編として、haru nomuraの看板商品の<旅するかばん>に焦点を当て、発表した2015年から現在までの道のりを辿りたいと思います。
前編・後編と、月に2回のリリースです。
前編は11/5。後編は11/15に公開予定です。
お楽しみに。
2024.09.10
旅するかばんの生産につきまして
haru nomuraの代表的な「旅するかばん」。
2015年の発売からロングセラーのかばんで、数回のモデルチェンジを重ねつつ、品質の向上に努めてまいりました。
この度、主要原材料(リネン)の社会情勢による価格高騰と、生地の供給の関係で、現行モデルに使用している旅するかばんの本体生地が廃盤となりました。現在、新たに糸の撚り方を変更しながら、新規生地へのモデルチェンジを進めております。生地の表情としてはほぼ変わらないのですが(私が見てもわからないくらい)、現在のモデルより若干肌触りが滑らかになります。
オンラインストアでは現在の在庫をもちまして、一時「旅するかばん」の販売停止いたします。次の入荷は、新モデルでの販売です。
現在のモデルがお手元にすぐ欲しい方がいらっしゃいましたら、在庫限りになりますので、お早めにネットストアからご注文ください。
14日〜の恵文社さんでのPOPUPでは、通常販売いたします。
2024.03.10
Seasonal Plants
季節のパフェとか、店主のきまぐれとか、そういった類の言葉に昔から弱い。一期一会ってたいせつ。その時々の草木や、身近な野菜や花で布を染めた、日記のようなものを製品化できないかと考え始めたのは去年の春。ちょうどタイベックのタグを追加生産するタイミングだったので、デザイナーの仲村健太郎さんに相談して、タグの使った染料を記す部分に「Seasonal Plants」という項目を入れてもらった。「季節の植物」を染料として使うことができるようになった。
構想を寝かせること、一年。
かばん制作の合間を縫って 、HPで公開している「Iro-Nikki」という染色実験の動画と連動しながら、手始めにharu nomuraの人気商品でもある巾着を染めてみた。数は1日大小合わせて2つだけ。
今回は、春の若草を中心に染色している。柔らかな色ばかり。巾着を手に入れた人は「Iro-Nikki」を確認して、その色を染めるまでの植物採集や染めの様子を楽しめる仕掛け。
今回のPOPUPを担当してくださっている、シサムコウボウの吉田さんが「Iro-Nikki」を好きと言ってくれたことも、やってみようと思うキッカケだった。
実験的に染めてみた、季節の巾着。
数量限定でシサムコウボウで販売します。
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haru nomura sacks and bags works
POP UP in SISAM gallery
2024.3.18 mon.-3.31 sun.
シサムコウボウ京都・裏寺通り店
Open 11:00-Close 19:30 ※最終日は17:30まで
在廊日:3.24 sun.11:00-16:00
〒604-8041 京都市中京区裏寺町591
裏寺町通蛸薬師上ル
今年初めてのPOP UPは、シサムコウボウ京都・裏寺通り店にて行います。
シサム工房は、京都発祥のフェアトレードブランドで「お買い物とは、どんな社会に一票を投じるかということ」をスローガンに掲げています。途上国に暮らす人たちの自立支援へ繋がるものづくりの「仕組み」が面白く、利潤を第一の目的にせず、作り手と共に生きていくことに重きを置いている会社です。
今回は、定番の商品の他、長年続けている色日記をもとに染め上げた限定カラーの巾着を発表します。春の京都でお待ちしております。
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2023.11.11
Information
haru nomuraのかばんの中でも、一番人気の「旅するかばん」。
特に柿渋で染めた(茶)(墨)は、独特の風合いと経年変化の美しさから人気です。
現在注文が混み合っており、最短で2ヶ月待ちです。
季節との仕事、もうすぐ冬がやってきます。
冬は夏に比べ、日光量が少ないため柿渋染めに時間がかかります。
霜が降りる季節の前に、現時点でのオーダーを仕上げておきたいため、
一時的に、旅するかばん(茶)(墨)販売停止いたします。
販売再開は年内を予定しております。
購入ご検討中の方は、STOREの再入荷お知らせメールをご活用ください。
2023.03.29
3/28~【POP UPジェイアール京都伊勢丹】
3/28~【POP UPジェイアール京都伊勢丹】
ジェイアール京都伊勢丹様でPOPUP開催中です。
定番の商品に加え、webにはない春らしいカラーの商品も準備しています。
今回、平日は元々お客様でもある(素敵すぎてスカウトした)staffが、休日は野村がお待ちしております。
2022年3/28(火)~4/3(月) 4/3は午後6時終了
open10:00~close20:00
ジェイアール京都伊勢丹8階 ザ・ステージ8
春は、京都でPOP UPが続きます。
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3/28(火)〜4/3(月)
・ジェイアール京都伊勢丹(京都)
4/8(土)~4/23(日)
・北白川ちせ(京都)
5/1(月)~5/31(水)
・京都岡崎蔦屋書店(京都)
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旅の途中にぜひお立ち寄りください。
2023.03.22
3/21~ 発売開始 KEIBUNSHA×haru nomura
【3/21~販売開始】
haru nomura × KEIBUNSHA
柿渋染め和紙のブックカバー&栞
この度、恵文社一乗寺店さまのオリジナルブックカバーと栞を制作させていただきました。
恵文社さんの店内の落ち着いた木の色調に合わせて、和紙を柿渋染めで染色。
柿渋の重ね方や媒染を調整し、さまざまな色や質感の和紙をパッチワークで縫い合わせました。
全てアートピースのような1点ものです。
永くお使いいただけるように、裏地をリネンで布貼りし、文庫本がかばんの中で開いてしまわないようにゴム紐を付けました。文庫本サイズのノートやスケジュール帳のカバーにもおすすめです。余ったハギレで制作した栞も、布貼りしミシンステッチを入れています。
学生時代から通っていたお店のオリジナルグッズを制作させていただく機会に恵まれ、とてもエモーショナルな気持ちです。
恵文社さんのお店のように、皆様に愛される定番のグッズになっていけばと願います。
販売を祝して、恵文社書店フロアで4/20までフェアを開催中です。
ぜひ、お立ち寄りくださいませ。
製作: haru nomura
素材: 和紙(阿波和紙・土佐和紙)・柿渋・木酢酸鉄(墨色の和紙に使用)・リネン(裏地)
produces by 恵文社一乗寺店
2022.11.20
Flattote &Ori goat
11/20~Storeにて、「Ori goat shoulder」と「flattote」を発売開始しました。
また発売に先行して、haru nomura HPの「Bags & Products」に新作「Ori goat shoulder」「flattote」のページを追加しました 。今回も画家の吉田紳平さんに、新作に合わせた人物のイラストを「貼り絵」の手法を用いて作成いただきました。
イラストをクリックすると、それぞれの商品の詳細を見ることができます。これまで未公開だったイメージ写真も並びます。2022年のイメージ写真は、写真家の堀井ヒロツグさんです。ウェブデザイン&Stylingは、Studio Kentaro Nakamuraのスタッフの皆様です。「Bags & Products」のページの積み重ねによって、ブランドの輪郭がよりはっきりとしてきたように思います。
携帯とPCでも写真や見え方が変わるので、ぜひ両方でお楽しみください。
2022.04.26
次は5月銀座で
haru nomura POPUP/松屋銀座
2022年5月4日 (水)~ 5月10日(火)
Open10:00~Close20:00
※5/8は19:30・5/10は17:00
松屋銀座5階
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POPUPでは、定番のかばんはもちろん、オンラインでは手に入らないカラーのかばんも販売いたします。
今回は松屋銀座さまのご提案で、紳士服のデットストックの染め直しにも挑戦しました。染めた生地で、スーツオーダーもできるそう。
現在予定している、関東での今年のPOPUPは銀座で最後となります。
よろしければ、GWのご予定にぜひ。
Video:Yoshitaka Shimada
2022.04.20
商品のお取り扱い
瀬戸内国際芸術祭の拠点となる直島に、先日にOpenした「直島旅館ろ霞-ROKA 」のShopにて、
haru nomuraのかばんをお取り扱いいただいております。
全11室、スイート露天風呂つき客室を備えた本格旅館。
館内のカフェ・バー「moya」は、宿泊以外のお客様もご利用可能だそうです。
ろ霞では、国内外で活躍する現代アーティストの方々の作品の展示や販売も行っています。
名和晃平さん、品川亮さん、山本捷平さん、山田康平さん、横田大輔さんなど錚々たる顔ぶれ。
アートディレクターの後藤繁雄先生のセレクトで、お取り扱いの運びとなりました。
@shigeogoto
直島の青い空や海に映えそうなかばんをセレクトいただいております。
ぜひ、直島にお立ち寄りの際は足を運んでみてください。
2021.12.15
Pocket と巾着
今年発売した「Pocket」と「巾着」の2点がStoreでご購入いただけるようになりました。
今年は「スロウトリップ」をテーマに、日々の小さな旅にあう、身軽でカジュアルなかばんを作ってきました。
「Pocket」は、手ぶらで歩きたい時、ポケットを一つ増やす感覚で身につけられるかばんです。
スカートやパンツのシームポケットを参考に、物をすっきり持ち運べるかたちを目指しました。
側面についているポケットが、本体中側では荷物の仕切りになっています。
フラットでシンプルなharu nomuraの「巾着」。
実は隠しマチ付き。紐を絞った時にドレープが綺麗にでるように、横長シルエット。
単体での持ち運びもしやすいように、紐も通常の巾着よりも長めに設計しています。
かばんの中の整理にはもちろん、見た目よりたくさんはいるのでお出かけにも役立ちます。
日々のちょっとそこまでの旅が、楽しくなりますように。
2021.06.24
スロウトリップ
次回、展示のご案内です。
新作の「Pocket」全色のお披露目や、巾着の販売など新作がたくさん並びます。
京都恵文社一乗寺店さまでの展示です。
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haru nomura sacks and bags works exhibition
「スロウトリップ」
2021年7月10日 (土)~ 7月23日(金)
Open11:00~Close19:00 (最終日は14:00)
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
ほんとうは、旅に出たい。
自由に外出ができなかったこの1年半、そう願わない日はありませんでした。
今回の展覧会テーマの「スロウトリップ」とは造語で、のんびりとした小旅行を意味します。
現在、海を越えた移動は制限されていますが、ひとつ向こうの駅まで足を伸ばして、初めてみる景色の中に身を置くことはできます。
今回のコレクションでは、そんな小さな旅にあう、身軽でカジュアルなかばんを提案します。
中でも新作の「Pocket」は、手ぶらで歩きたい時、ポケットを一つ増やす感覚で身につけられるかばんです。
スカートやパンツのシームポケットを参考に、物をすっきり持ち運べるかたちを目指しました。
また「Pocket」には、新しいブランドタグがデザインの一部としてついています。
タグには、使用した植物染料、媒染剤、染色した日と温度・湿度の染色データが記されています。
ふとTripの意味を調べてみると、小旅行に続いて、散歩・ひと走り、ある辞書には通勤とありました。
私たちは気がつかないうちに、日常の中でも小さな旅に出ていたようです。
毎日の旅のお供に、haru nomuraのかばんがあると嬉しいです。
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Photo:堀井ヒロツグ
Styling :仲村健太郎 /小林加代子
Model: 吉田紳平
2021.04.16
New haru nomura Tag&Bag!!!
本日は2つのお知らせがあります。
ひとつめは、新しいブランドタグについて。
新しくharu nomuraは、2種類のブランドタグを発表します。
1つ目は、縫製工場での生産のかばんに添える「タイベック」タグです。
「タイベック」とは、建築資材や医療用、農業用資材に使用される素材です。
紙のような質感が特徴で、草木染めでは、顔料の性質のある「藍染」や「柿渋染」を除いて基本的に染まらない素材です。
ブランドタグには染色データを記しています。
使用した植物染料、媒染剤、染色した日と温度・湿度の記録が一目でわかるデザインです。
天然素材のかばんとは異なる素材だからこそ、面白い質感。
完全に染まらないからこそ、見えてくる記録。
丸と直線を使って構成された幾何学的な書体。
haru nomuraの商品に緊張感を与えてくれる、ブランドタグに仕上がっています。
タグのデザインは、
Studio Kentaro Nakamura
仲村健太郎さん、小林加代子さんです。
2種類目のタグの制作も、現在進行中です。
どうぞお楽しみに!
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ふたつめは新作の「Pocket」について。
新作の「Pocket」は、その名の通り、衣服のポケットから発想を得て生まれたかばんです。
ポケットの別名は、「衣嚢(いのう)」といい、小物を運ぶために衣服に付いている小袋を指します。「嚢(のう)」は訓読みでは「ふくろ」と読みます。普段気にも止めないポケットという存在ですが、「衣の袋」そう考えると、最も私たちの暮らしに溶け込んでいる「袋」とは、ポケットなのかもしれません。
一見シンプルなかたちですが、持ち物をすっきり持ち運べる仕掛けがあります。
長財布やトラベラーズノートがちょうど入る、縦長サイズ。
洋裁のポケットの作り方を参考に、横側にはシームポケット。
このシームポケットが、本体中側では、仕切りがわりになっています。
国内で織られた「リネン」の素材を使用。
新作の「Pocket」には、タイベッグのタグがついています。
どんなお洋服にも合うように、敢えて金具はつけていません。
ポケットのない洋服のとき。
手ぶらで街を歩きたいとき。
ポケットを1つ増やす感覚で、持ってもらえたら嬉しいです。
どちらも、4/15~開催中の京都岡崎蔦屋書店さまでのPOP・UPでご覧いただけます。
ぜひ、お手にとってご覧いただけましたら幸いです。
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<haru nomura POP UP・京都岡崎蔦屋書店>
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2021年4月15日(木)〜6月30日(水)
※<5/31まで緊急事態宣言に伴い臨時休業>
京都岡崎 蔦屋書店
京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
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2021.04.11
POP・UP 情報
いよいよ来週から、京都岡崎蔦屋書店さまでのPOP・UPが始まります。
今回の商品のラインナップは、定番のトートバッグ、旅するかばん、フレコンバッグ、ストールの他、
新作のかばん「Pocket」&新しくなったharu nomuraのタグ初お披露目です。
15日が初日ですが、展示入れ替えのため午前中は搬入になります。
午後15時過ぎから、ゆっくりお手にとって商品ご覧いただけます。
京都岡崎蔦屋書店さまも面白いセレクトの1日楽しめる本屋さんですし、周りは平安神宮、京都市美術館、京都市動物園と文化的な岡崎エリアです。
POPUPの期間も長いので、岡崎にお出かけがてら「haru nomuraのかばん」ご覧いただけたら幸いです。
<haru nomura POP UP・京都岡崎蔦屋書店>
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2021年4月15日(木)15:00〜5月31日(月)
京都岡崎 蔦屋書店
京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
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2021.03.29
4月/京都岡崎蔦屋書店
ジェイアール京都伊勢丹様でのPOP・UPが無事終了しました。
お越しいただいた皆様、SNS等で気にかけてくださった皆様、誠にありがとうございました。
私の百貨店の思い出というと、市内にひとつだけあった百貨店の7階、お祝いの日に家族で食べた中華料理。
友人の結婚式用に、背伸びして化粧品売り場で買ったDiorの口紅。私にとって百貨店は、特別な日のお出かけや、特別なものを求めるお店。
今回、そんな場所にharu nomuraのかばんを置いてもらえて、とても嬉しかったです。
次回POPUPは、4/15~5/30 京都岡崎蔦屋書店様で行います。
新作の、ポケットみたいなかばん、持って行く予定です。
haru nomuraの新しいタグもお披露目します。
<2021前半・POP UPの予定>
3/10~3/16 ジェイアール京都伊勢丹
4/15~5/30 京都岡崎蔦屋書店
7/10~7/23 恵文社一乗寺店 ・生活館ミニギャラリー
2021.02.03
「旅するかばん」入荷
この度、欠品しておりました「旅するかばん」がリニューアルして発売されましたので、おしらせします。
4月になるかな〜と気長に考えていたのですが、縫製工場さんのバックアップのおかげで、当初の予定より随分と早くおしらせできる運びとなりました。
haru nomuraでは定期的な新作の発売を行なっていますが、既存商品をより使いやすくするための取り組みも行なっています。
一見、以前とほぼ変わっていない「旅するかばん」の見た目なのですが・・・
今回、生地をより安定して供給できる高品質なものに変更しました。
以前よりも、若干ですが軽くなりました。
生地の変更に伴い、布耳がフリンジタイプのリネンになりました。
旅するかばんは、布幅を生かして残布が出ない設計になっているのが特徴です。
正面で布耳同士を縫い合わせているため、リニューアルした旅するかばんでは、布耳のフリンジがアクセントとなっています。また、形も横を3cm小さくし、より身体にフィットし、物が落ちにくい仕様になりました。
ほんのちょっとのことですが、これからもより使いやすく、より皆さんの暮らしに寄り添ったかばんを追求していきたいです。
のびのびと外出できない昨今ではありますが、自由に旅ができる日が必ず来ると信じています。
旅するかばんが、次の旅に思いを巡らす希望になれば幸いです。
※品質の向上と、主要原材料の価格高騰により負担が以前より大きくなっていることから、誠に不本意ではございますが、製品の価格改定を実施しました。商品の新価格はこちらをご覧ください。
2020.12.30
We can ship overseas!
【We can ship overseas!海外発送ができるようになりました】
2020年の終わりに、HOTなニュースです。
旅するかばん、海を越えました。
きっかけは、海外からの1通のメール。
犬をかばんに入れて散歩をするために「旅するかばん」が欲しい。海外発送はできますか?というお客様からのお問い合わせでした。
なんとしても、わんこと飼い主さんにかばんをお届けしたい!という強い気持ちで、初めて海外発送に挑戦しました。
友人たちに助けられながら、海外発送に対応したサイトの仕組みを作り、海外からのご注文もお受けできるようになりました。
本日、無事に旅するかばんが到着したと連絡がありました。
わんこと飼い主さんの快適なお散歩の、お役に立てたら嬉しいです。
私よりもかばんのほうが、ずっと自由に旅をしています。
見たことのない景色を見ています。
くすぐったくて、幸せすぎてちょっと泣けます。
これからも、野をこえ、山をこえ谷をこえ、そして海をこえて、かばんが旅していくことを願います。
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International shipping is available.
I will send it to you via EMS.
All items are dyed to order. Some items take longer to dye, so we ask you to wait on average 3 weeks after you place your order.
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2020.12.01
New!!定番トート新色登場
たっぷり入るのに、重さを感じにくい「やみつき」になる使い心地…
定番トート(M)(L)に、新色2色が登場しました!
新色の「灰」は矢車の実で、「紺」はログウッドと藍で染め重ね、深みのある色に仕上げました。
2色ともお洋服に合わせやすい、落ち着いた色味が特徴です。
定番トート、全部で9色になりました。「茜」はインド茜の根っこの赤色、「紫」はログウッドの樹皮、「黄」はザクロの実の皮、「緑」はヤマモモの樹皮でそれぞれ染め上げました。使う度に、ジーンズのようにくたくたと色褪せていきます。「茶」「墨」は柿渋の補強効果でパリッと硬い風合いに。だんだんと革のように馴染んで柔らかく変化します。インド藍で染め上げた「藍」は、太陽と緑によく映える鮮やかなブルーです。
こちらよりお求めいただけます。
また、プレゼントラッピングも無料で承っております。
ラッピングをご希望の方は、注文の際に備考欄にご記入くださいませ。
2020.11.12
旅するかばん生産について
【旅するかばんの生産につきまして】
「旅するかばん」の在庫が、ネットストアに残す限りとなりました。
現在、再生産に向けて準備をしております。
次の入荷は、2021年4月頃の予定です。
お手元にすぐ欲しい方がいらっしゃいましたら、お早めにネットストアからご注文ください。
2020.08.07
8/7〜 haru nomura new Bags!!
フレコンバッグに続き、袋の構造シリーズも第2弾。
今回は、米袋の構造をヒントにかたちが生まれました。
明日からはじまる「kioku手芸館たんす」での展示で、3点先取りで発売します。
※8/7~8/10までの展示予定でしたが、嬉しいことに期間が延長になりました!!
12(水)、15(土)・19(水)・26(水)・29(土) が追加日です。
再度詳細を記載しますね↓
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kioku手芸館たんす haru nomura 展示販売会
・日程 2020年8/7(金)・8(土)・9(日)・10(月・祝)・12(水)、15(土)・19(水)・26(水)・29(土) <期間が延長となりました>
・時間 13:00-19:00
・住所:大阪市西成区山王1-11-5
・アクセス:地下鉄御堂筋線・堺筋線 動物園前駅②出口より徒歩5分
<展示販売会について>
現在の感染状況を考慮して、会期中に開催予定だったワークショップは延期に、在廊はリモートで行うことになりました。
画面越しにアトリエでの作業の様子を見てもらいつつ、お話できたらと思います。
・ZOOMでのオンライン在廊
8/8(土)13:30~16:30
8/10(月)13:30~16:30
お客様には、飛沫感染防止のためマスク着用のご協力よろしくお願い致します。
ご不便をお掛け致しますが何卒ご理解頂けましたら幸いです。
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2020.08.04
たんす・展示販売会について
明るい色彩の、麻ストールが染め上がりました。
手に取るお客様の気持ちも、晴れやかになりますように。
上から、藍、藍、藍、柘榴×楊梅、柘榴の鉄媒染、柘榴、楊梅、楊梅×茜、茜、茜。
異なる2色の植物で重ね染めをしたり、染液の濃度、媒染剤の量によって、1つ1つの色を生み出しています。
首元のおしゃれに、夏の冷房対策や日焼け対策に、さらっと快適な麻生地のストールです。
8/7-10の4日間、kioku手芸館「たんす」にて販売いたします。
・日程 2020年8/7(金)・8(土)・9(日)・10(月・祝)
・時間 13:00-19:00
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<展示販売会について>
現在の感染状況を考慮して、会期中に開催予定だったワークショップは延期に、在廊はリモートで行うことになりました。画面越しにアトリエでの作業の様子を見てもらいつつ、お話できたらと思います。
・ZOOMでのオンライン在廊
8/8(土)13:30~16:30
8/10(月)13:30~16:30
お客様には、飛沫感染防止のためマスク着用のご協力よろしくお願い致します。ご不便をお掛け致しますが何卒ご理解頂けましたら幸いです。
住所:大阪市西成区山王1-11-5
アクセス:地下鉄御堂筋線・堺筋線 動物園前駅②出口より徒歩5分
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2020.06.05
6/5 おおきなかばん発売開始
以前から告知していた通り、北白川ちせさんのオンラインショップにてharu nomuraのかばんが販売開始となりました。
第一弾は、完売していた「おおきなかばん」です。
ありそうでなかったビッグサイズ。
子どもならすっぽりとかばんの中に入れてしまう大きさです。
お気に入りのシャツやワンピースをまとうように、たっぷりとした布が私たちを包み込みます。
一枚の大きなキャンパスにコラージュするように、草木で染めた布をパッチワークで繋ぎ合わせました。
丈夫で、軽くて、畳める、便利なアイテムです。
スケッチブックを入れるカルトンバックとして、
コインランドリーに洗濯物を運ぶランドリーバックとして、
搬入搬出や引っ越しの大荷物のとき、数日間の外泊の時、
ここぞ!という時に、活躍するかばんです。
ちせさんのオンラインショップはこちら
2020.04.03
ないよりは、あったほうがいい。
期間限定 リネンのマスク
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現在の社会情勢に鑑み、haru nomuraとして何かできるかと考え、リネンのマスクを作りました。いつか巾着袋としてお届けしようとアトリエに眠っていた生地を使用した、オーガニックリネン100%の布マスクです。花粉対策にも使用でき、洗って繰り返しお使いいただけます。マスクの耳紐は、好きな長さで結んでいただきサイズ調整ができます。数が限られていますが、必要な方に届いたら嬉しいです。
医学的効果は
ありません
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衣服用の素材を使用していますので、リネン本来に備わっている抗菌作用を除いて、抗菌などの機能は一切ございません。そのため、繰り返しご利用の際のマスクの衛生状態につきましてはお客様自身でお気をつけてくださるようお願いします。また染色を施していますので、灰、灰桜のマスクのお洗濯の際に、漂白剤を使用すると脱色してしまいます。お手入れは、ぬるま湯と中性洗剤での手洗い、日陰干しをおすすめします。インナーマスクやサージカルマスクの外側に重ねて着用いただくなど、補助的なアイテムとしてもご使用ください。
ご購入はこちらから
2020.01.29
きれはしかばん、かたちの塩梅
欠品していたきれはしかばんを、本日Storeに入荷しました。
今回は、お客様からのリクエストが多かった、ファスナー付き、斜めがけのきれはしかばんです。全て内ポケット付き。使いやすさと、きれはしを主役にしたヘンテコさ、かばん一点一点かたちの塩梅を吟味しながら作りました。
かばんの製作過程で、どうしても生まれてしまう布のきれはし。
きれはしは細長かったり、変形していたり、絡まり合ったり、ほつれていたり、色もさまざまです。きれはしかばんは、きれはしを主役に、できるだけハサミを入れず、ほつれや絡まりも大切なエッセンスとして生産につなげています。
きれはしかばんは自由なかばんですが、作る過程で無意識の制約があることに、最近気がつきました。
すなわち、かたちの塩梅。
どうやってかたちの味加減を確かめているか、という部分です。
<きれはしかばんのルール>
①きれはし同士の心地よい色合わせで繋ぐ
②主役のきれはしにあわせてかたちを作る
③かばんのキャンパスにきれはしで模様を描くように作る
④はみ出したり、絡まったり、隣り合う素材の面白さで繋ぐ
⑤あくまでも、使うものであることを意識する
今のところ大きく分けるとこの5つ。
①〜⑤を行ったり来たりする場合もあれば、かばんによっては、①が強くなったり、③と④のが同じくらい作用したりと、主役のきれはしによって変わってきます。
作り続けながら自然に生まれた、きれはしかばんのかたちのルール。
時にはルールからはみ出したり絡まったりしながら、きれはしかばんは生まれています。
2020.01.05
2020/1/10〜フレコンバッグ販売開始
明けまして、おめでとうございます。
新年最初のお知らせです。
昨年より温めてきた新作「フレコンバッグ」を、1/10からStoreで販売開始します。
今回はイメージカットを、写真家の堀井ヒロツグさんに撮影していただきました。
Instagram(haru_nomura)で、定期的に写真をUPしていきます。
HPの関連ページも、1/10に更新しますのでお楽しみに。
今年も植物の色を第一に、かばんのかたちを見つめつつ、丁寧にものづくりに向きあっていきたいと思います。まだまだ未熟で、マイペースなブランドですが、本年もharu nomuraをよろしくお願い致します。
photo:堀井ヒロツグ
styling:仲村健太郎 /小林加代子
Model: 渡邉星子 / 神馬啓佑
2019.05.08
ことしの新作発表について
鉢植えの植物の多くは、2年も経てば、鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。伸び伸びと育てるには、ひとまわり大きな鉢に植え替える「鉢変え」が必要になります。鉢変えはタイミングが大切で、そうちょうど、今日のような暖かな春の時期がぴったりです。
haru nomruaのブランドも、そろそろ鉢変えが必要かなと気が付いた昨年の冬。春に向けて、かばんの縫製を勉強しに教室に通い始めました。自信を持ってミシンを踏めるようになることで、かばんの素材や形で、もっと自由に根を伸ばしていけるかな?と考えたからです。
今春〜次の春にかけて、haru nomuraはかばんを5つリリースします。
第1回目は、3月に復刻した「育てるしかく」
第2回目は、「サコッシュ」
第3回目は、「リュックサック」
作りたいな〜と長年温めていたかばんを1つ1つ形にしていきます。
また、5つそれぞれにイメージも更新していきます。テーマは「植物とかばん」。第1回目3月に復刻した「育てるしかく」の新しいイメージを、写真家の守屋友樹さんに撮影してもらいました。初の試みとしてお洋服や小物のスタイリングを、デザイナーの仲村健太郎さん、小林加代子さんにお願いしました。
Instagramやtwitterで、定期的に写真をUPしていきます。HPの関連ページも、近日中に更新しますのでお楽しみに。
2019.03.27
3/31 幻の四角いかばん、販売開始
お客様からのお問い合わせが一番多い、人気者のかばん「育てるしかく」がいよいよお求めいただけるようになります。「育てるしかく」は今から6年前、私が芸大生の時に、卒業制作として作ったかばんです。40個限定のすべて1点もの。デザイン、染色、材料の手配など、当時はおよそ1年かけて作ったかばんです。大変すぎて、教室の片隅で泣きべそをかきながら作りました(笑)。手の混みすぎたデザインなので、長年お蔵入りしていました。
何年経ってもお問い合わせが鳴り止む事がなかったので、ついに一念発起。
2019年3月31日より、販売を決意しました。
6年前とかばんは大きく変わりませんが、バージョンアップした所もあります。
染色では、あえてムラを活かした染めも取り入れています。お洋服に合わせやすい、落ち着いた色合わせのかばんも登場します。また縫製では、糸の太さを以前より太めのものに改善しました。強度を持たせることはもちろん、飾りのようにステッチを見せています。6年間の月日は、少し私を大人にしてくれたようで、染めから縫製まですべて一人で(泣かずに)仕上げられるようになりました。
3月31日からネットショップで販売開始。ネットショップでは、現在販売開始お知らせメールも受付しています。今後もかばんが仕上がり次第、ネットショップにて販売します。「育てるしかく」を楽しみに待っていてくださった皆様、長年お待たせ致しました!
また今年は、新作ラッシュの1年になりそうです。お楽しみに!