2023.05.22

haru nomura handworks exhibition 「te no ri」

次回展覧会のお知らせです。

展覧会を開催する「月ノ座」は、編集者・文筆家の村松美賀子さんが主催する生活とアートをつなげる実験の場です。
京都大学の側、築100年木造2階建ての洋館アパート「白亜荘」の一室にあります。

今回は、かばんでもふくろでもない「te no ri」という実験的な手の仕事をお披露目いたします。
コラージュのように繋ぎ合わせた、愛でるためのカタチです。

3日間の開催、よろしければぜひお越しください。

 

haru nomura handworks exhibition
「te no ri」
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2023/06/10(sat)~6/12(mon)
Open 13:00~Close18:00
月ノ座 @白亜荘
〒606-8316
京都市左京区吉田二本松4-6 白亜荘2階19号室
※10日は「白亜荘も十日市」の開催日です

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ひたすらに、愛でたいもの。

野村春花さんは、野山で採ってきた植物などで、綿や麻などの天然素材の布を染め、かばんをつくっている。野村さんのかばんはシンプルで、使い込むほどにその人になじんでゆく。布はくたっとやわらかくなり、かたちもちょっと変化する。カンガルーのお腹の袋のような、あるいは衣服の一部であるような、何、とは定まらないおもしろさがある。

まだ春の浅い日に、今回の打ち合わせをしていたら、「手のりのふくろ」はどうでしょう、と野村さんが言った。染色した布や革の端切れをつかって、コラージュするようにつくる、小さなふくろ。想像がふくらんで、わくわくした。

しばらく経って、野村さんが試作を届けてくれた。ドローイングをするような感覚で、手から生まれでたかたち。
なんともいえず愛らしく、すぐに手のひらにのせる。布や革の質感もさまざまで、さわっていてたのしくなる。
手のひらでつつみこみ、ステッチの跡をなぞったりもして。
もちろん、中に大事なものをしまってもおけますが、何よりも、ただひたすらに愛でていたい。
そこには、野山を歩いたり、布を染めたり糸で縫ったりと、いくつもの創作の時間がぎゅっとつまっているようで、それもうれしい。

村松美賀子(月ノ座)
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