Archive / 2023.04

2023.04.26

5月のPOPUP

haru nomuraの招き猫です。
油揚げ色の猫、その名は「おあげ」。
アトリエを始めた頃から、守り神のようにそばにいてくれています。

さて、5月は京都市内2ヶ所でPOP UPを行います。
GWの京都旅に併せて、ぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。

平安神宮すぐ横の岡崎蔦屋書店さんでは、たっぷり1ヶ月間。スターバックスも併設しており、一日ゆっくり過ごせるエリアです。巾着やPocket、旅するかばん、flattoteなど人気商品をご準備しました。

円卓さんでは「まいにちがおもいで」という2日間限定のグループイベントに参加します。お弁当や保存食、焼き菓子やコーヒー。素敵な作家さんのジュエリーやテキスタイルが並びます。haru nomuraは、定番商品をpickupして持っていきます。

5/1(月)~5/31(水)

・京都岡崎蔦屋書店(京都)
8:00〜20:00
京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階

5/5(金)6(土)

・円卓(京都)
13:00〜17:00
京都府京都市上京区中書町689
イベント情報はこちら


haru nomura_season

winter 

Photo by hirotsuguhorii

2023.04.01

haru nomuraと人 vol.10 あべゆりこ (ワークショップコーディネーター)

haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたインタビュー形式のコラム「haru nomuraと人」。第10回目のゲストは、大学時代の旧友でもあり、現在はワークショップコーディネーターとして活躍するあべゆりこさんです。
 
今やお馴染みとなった、haru nomuraの手書きロゴを書いてくれたのは、あべさんです。同じ教室で、彼女がさらさらと書く文字をうっとりと眺めていた私。その文字の流れるような自然な様。ブランド名をロゴにする際に、まず一番に思い浮かんだのが、あべさんの文字でした。

あべさんの作るものには、学生時代から肩の力が抜けるような独特の余白があり、近づきたくなるような人懐っこさがあります。
そのちょうどいい塩梅は、彼女の企画するワークショップで築かれる、人やモノとの関係についても同じです。

今回はあべさんに、現在の「ワークショップコーディネーター」のお仕事についてや日々の暮らし、京都で過ごした学生時代についてお聞きしました。

Q.普段のご自身のお仕事や暮らしについて教えてください。

ワークショップを中心に、こどもたちの表現や創造的な学びの場をつくるお仕事をしています。
役割としてはワークショップの企画や開発・デザイン、広報など。
こ〜かな、あ〜かなと考えるのも、自ら手を動かすのもすきですが、でもなにより、こどもたちと会える現場がすき。
これまでは活動拠点でもある東京で、ワークショップ講師として現場でこどもたちと過ごすことも多かったのですが、現在は香川暮らしなのでオンラインでのお仕事がメイン。今この環境だからこそできることを探してみたり、日々の子育て、家族と過ごせるじかんを味わいながら、よる湯船で「しあわせぇ〜」と言ってみたり(その瞬間、娘には「しあわせぇ〜じゃないでしょ、きもちいい〜でしょ」と言われますが)、今日一日に思いを巡らせています。
職場の仲間や家族の理解、支えがあっての毎日。もうほんと、感謝です。感謝山盛りてんこ盛りです。
そんな私の、お仕事と暮らしです。

Q.haru nomuraのロゴはどんなイメージで書かれましたか?

イメージは、野村春花。そのまんまです。笑
はるかし(と呼ばせていただいています)の人柄や雰囲気を文字に込めることができたらいいなと、ひたすら、こころおもむくままペンを走らせた記憶です。写真は一部で、他にもひらがな・カタカナ・漢字など、とにかくいろんなパターンで書いたのですが、アルファベットでスーっと流れるような書き方。
これが自分でも書いていて心地よかったのか、しっくりきたことを覚えています。
以上、ロゴ誕生秘話でした。笑

Q.京都での学生時代の思い出。

(考える顔)・・色々蘇ってきますね。
ふたりで自転車こいでる時はるかしが、ふと「いい背中だね」と褒めてくれたこととか。笑
とにかく、京都の学生として過ごせてよかったと心底感じます。
それは、京都の左京区、芸大という環境の中で過ごせたこともそうですし、なにより、染織コースのメンバーとの出会いは大きくて。
互いに、いい距離感を分かっているし、その心地よさも知っている。それとみんな、ものづくりに対する姿勢や、個々に違ったぶれない軸みたいなものを大切に持っていたから、尊敬する気持ちも自然と芽生える。刺激し合って何かを生み出すというよりかは、包み込み合うというか、なんかそういった柔らかい表現がしっくりくるような感じです。京都のパンみたいな。笑

こどものワークショップ活動をはじめたことも、ライフワークへとつながるきっかけとなりました。ここから、こどもの表現、教育に対する興味がより深まり、障がい福祉とアートとの出会いへとつながっていきます。

巡り巡って、過去があり、未来があり、今があるのだと、そんな想いでこつこつ作ったのが、卒業制作でした。かけらひとつひとつに、思い入れがあります。

Q.最近、一番心が動いた出来事は?

娘とホットケーキをつくったのですが、かき混ぜた生地が泡立て器から、とろ〜んとたれるようすを見て、目をまんまるに開いてきらきらさせている娘を見たときに、ハっとなって。こういう瞬間を見つけたいし、見ていたいんだなと。

表現の世界にたずさわっていて、目の前で起こる思いがけない出来事にびっくりしたり、ぐっと感動したりする瞬間がたまらなくすきだし、活動の源で、生きる原動力。すきこそものの上手なれ。上手になる必要はないけれど、どんなことにも目一杯感謝しながら、楽しい気持ちで取り組んでいたい。
人生いろいろあるけれど、目の前のことを心から楽しむ2歳児に、私の心も動いた瞬間でした。
写真は、気づいたらシルバニアの仲間たちが、ぎゅっと身を寄せ合っていたところ。これはきゅんとした。笑

Q.さいごに

haru nomura には、愛がたっぷり。作り手の愛も、使い手の愛も。
これからも益々愛されますように。
太陽燦々、青空満点!瀬戸内パワーを送るね!

【Profile】
あべゆりこ Yuriko Abe
1990年、香川県生まれ。
2012年、京都造形芸術大学美術工芸学科染織テキスタイルコース卒業。
障がい福祉とアート、こどもの創造・表現・教育などの分野に携わりながら、自身のワークショップ活動も行う。
現在は、すきなこと・楽しいことで満たされる時間を求めて浮遊中。子育てをしながら毎日太陽の光を浴びている。

【Instagram】
@abyriiiii.ws

【HP】
https://housakudou.wixsite.com/workshop

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