2019.07.31
柿渋
向かいの空き地は、雑草が茂りに茂って、2メートル超え。ついにアトリエの窓を開けられなくなった。まあそれもいいかと、最近は緑を眺めながらミシンを踏んでる。今年も夏の柿渋作業が本格化。刷毛で塗りこんだり、漬けて絞ったり、毎年少しずつ染め方を改良している。これから二週間、革のような風合いになるまで、染め続ける。
2019.02.17
コチニール
今年も、鳥さん(torici)とニットをつくる。鳥さんのニットは、一度袖を通せば目がハートになってしまう上質で素敵なニット。一着一着、編み手さんの手編みという贅沢。今年、鳥さんから届いたのはアルパカ100%のフワッフワの毛糸。よし、思い切って特別な色を染めてみよう。勿体無くて棚にしまいこんでいたコチニール。コチニールはサボテンにつく虫。濃度や媒染を変えて、コチニールから沢山の色を染めた。
2019.02.16
日本茜
貴重な貴重な日本茜を、有り難いことに分けていただいた。初めて、日本茜で染めてみる。普段染めているインド茜よりも、根がずっと細く(収穫の大変さを思う)煮出した時の香りも薬草っぽい。綺麗な黄色よりの朱色。ほんとは赤ピンクが出したかった、、勉強が必要。反省点は、もらってから一日放置してしまったこと、水につけておく時間が短かったこと、根を洗ってしまったこと。またいつかリベンジしたい。
2019.01.26
南天の実
今日は、京都も雪模様。庭先の南天の実が、雪に映えて美しかったので染めてみる。猫たちとこたつに入りながら、実を一粒一粒とる作業。最近は「暮らし」というより、「生活」の日々が続いた。上手く工夫して、日々にゆとりを持ちたいな。南天の実は、優しいサーモンピンクに染まりました。
2018.12.03
イチョウの葉
今出川通りのイチョウの並木は、明け方の雨で葉が落ちて、足元は黄色の絨毯。今だけの贅沢な色、布に閉じ込めてみた。アルミ媒染で、イチョウの葉そのままの柔らかな黄色。鉄媒染で葉が朽ちた時と同じ茶色。どちらも今しか出せない贅沢なイチョウ色。
2018.11.19
ほうじ番茶
アトリエ中がほうじ番茶の香ばしい香り。濃い目に煮出して染めた。アルミ媒染で朽葉色。鉄媒染で黒茶色。来年に向けて新しい仕事や、色々なチャレンジがたくさん。何事もコツコツ続いていけばと願う。
2018.11.15
アカマツ
瓜生山の特徴は、アカマツが群生しているところだそうだ。台風で倒れてしまったアカマツの樹、先日生徒たちと山に入った際、わたしもこっそり採集。染めてみた。アルミ媒染でピンクベージュ、鉄媒染でライトグレー。ビワの葉を染めた時のような色味。