2024.07.07

作品と生活のあいだ—”5 essays”ができるまで

トークイベント「作品と生活のあいだ—”5 essays”ができるまで」
登壇者:川良謙太(VOU)×仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura) ×野村春花(haru nomura)
日時:7月7日(日)19:30~
場所:VOU3F 
(終了いたしました。トークのアーカイブを無料公開中です)

トークのリンク:https://youtube.com/live/ISncnek9rJo?feature=share

本展「5 essays」は、草木染めのかばんブランドharu nomuraによる、VOUでの初個展です。この展示では、haru nomuraを主宰する野村春花と、その周辺の5人(ペインターや写真家、美容師やデザイナー)との対話から生まれた新作が展示されます。

本展で発表されるかばんは、これまでの野村が一人目のユーザーとして作るかばんとは異なり、他者との言葉を交わす過程を経て作られました。そしてその対話は、「ユーザー」と「かばん作家」の括弧を外した、ひとりとひとりが向き合うことから始まりました。「商品企画」から始まるのでもなく、また一方で「オーダーメイド」でもなく、ひとりの生に向き合って生まれたかばんたち。それは、モノから生活をつくるのではなく、生活からモノをつくる試みであり、言い換えれば生活が内包する人の弱さや、草木染が内包する色の弱さを肯定しながらモノをつくる試みでもあるのです。

仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura、展示共同企画)

お問い合わせ先 harunomura.bag@gmail.com

2024.07.01

haru nomura と人 vol.24 中島俊樹(User)

haru nomuraの周辺の人たちにスポットを当てたコラム「haru nomuraと人」。
第24回目はユーザーの中島俊樹さんです。

東京で行ったPOPUPでお会いしたのは2年前。ああ、この人は本当にお洒落が好きな方なんだなあという佇まいと、モノの選び方をされていました。Instagramでの投稿では、いつも素敵なコーディネートに合わせて「旅するかばん」を持ってくださっています。

明日何を着ようかな?と考える時間が、人生を輝かせることってあると思うのです。時には、洋服がそっと背中を押してくれるタイミングも。
中島さんのお洒落からは、そんな勇気をもらえます。その傍らにharu nomuraのかばんがあることがなんとも嬉しいのです。

今回は、中島さんに普段の暮らしやお仕事のこと、haru nomuraのかばんについてお聞きしました。

Q.普段の暮らしやお仕事について教えてください。

nestRobeCONFECTというブランドで販売員として勤めています。勤めている店舗が現在は新宿ということもあり日々国内外問わずさまざまな方と関わらせていただいています。

ブランドとしてははじまりが縫製工場ということもあり様々な工場との繋がりから上質な天然素材と数多くの加工方法にも注力したオリジナルブランドになります。その中でもリネンの素材を使ったお洋服が多くなっており、着用や洗いをくり返していく中で刻まれる皺や生地の変化などを楽しみながら長い期間着用することができる衣服が多いのも特徴になります。

僕にとって洋服、鞄、帽子などなど、身につけるものは、自身の生活に自然に馴染むものに魅力を感じます。馴染むというのも人それぞれだと思いますが、CONFECTは肩肘張らず着用でき、様々な方の生活に長く寄り添える洋服が数多くあるブランドだと思っています。
ご興味持っていただければ幸いです。

僕自身は福岡県の大牟田市という田舎町で育ちました。
上京してからは自動車製造工場、保育士、そして現在が販売員といくつか職歴があるのですが、その生活をしてきた時間を振り返った時、自分の暮らしには常に洋服というものが側にあったように感じます。その日の気分で洋服を選んで、その着た洋服でまた気分が変わって。作業着でも保育着でも自分がしっくりくる着方を模索したりと色々やっていたことを思い出します。
それからちょっとしたご縁があり気づいたら仕事になっていました。
僕の暮らしというところから『服』が切り離せない存在になっています。

Q.harunomuraのかばんとの出会いについて。

2年程前になるのですが、僕が丸の内の店舗に勤めていた際に、吉田紳平さんという画家のお客様に出会ったことがきっかけでした。
物腰がすごく柔らかく何より同い年だったこともありとても親近感を持ってお話しさせて頂いたことを覚えています。
その際にお持ちになられていた鞄がharunomuraさんだったと記憶しています。
生地と染めの独特な雰囲気に目を奪われてお聞きしました。そこからSNSなどで調べてブランドについて知っていきました。1点1点手作業で染められていること、作られている背景が見え、「実際にさわってみたい!」と思っている中で東京で巡回展を行われることを知りお邪魔させていただきました。緊張してちゃんとにお話しできなかったことが悔やまれますが、野村さんの人柄や丁寧なものづくりへの想いを感じることができてとても嬉しかったです。僕の中で『旅するかばんの柿渋染』と決めて伺わせていただいていたのですが、なんと鉄の混量でまた色味が変わると。とても長い時間悩んで選びました。その節はありがとうございました。

Q.好きなモノやコトはありますか?

現在の仕事が電車通勤となるのですが、通勤時間のほとんどはラジオを聴いています。元々、誰かの雑談であったり、お話しを聞くことが好きで、映像がないからこそ、その空間、会話の温度感などを想像して、時には一緒に参加している気分になったり、また時には誰かの楽しい話をぬすみ聞いている気持ちになったりと、好きな時間です。

もう一つは妻との散歩です。お家で過ごすことも大好きなのですが、妻と出会って外へ連れ出してくれることも増えて、目的もさほど決めずにのんびりと歩いて回る。そのなんでもない時間が自分の心、体にとってすごく大事な時間なんだなと気づいた時は、目から鱗でした。

Q.最近心が動いたことを教えてください。

私事なのですが、現在妻が妊娠しており、8月が出産予定となっています。お腹もすっかり大きくなって時々ぼこぼこっと動くことがあり、わが子がお腹の中で踊ったり泳いだり元気に動いているのかなと色々なことを想像して感動と驚きの連続です。
実家の福岡に暮らす父、母に赤ちゃんができたことを報告した時のことでした。
母は自分をせかさないようにかもしれませんが、以前から「子どもは苦手だから。」とよく話していました。報告した時にはもちろん喜んでくれたのですが、数日後にはお守りを送ってくれたり生まれてからの会いに来る計画をててくれていたり、、
想像以上に楽しみにしてくれている姿に「愛だなあ」と心があたたかくなるできごとでした。

Q.さいごに。

思い出を振り返るとき、ものから思い出されることが僕は多々あります。僕にとって旅するかばんは野村さんや吉田さんとの出会い、そして子どもを授かるという大きなタイミングで手にしたもの、今回こうして書かせていただいたことも大事な思い出になりました。これからも一緒に年を重ねながらたくさん思い出を作っていきたいです。

また僕自身もharunomura、野村さんのようにたくさんの方の生活にそっと寄り添える、そんなものを提案できる人でありたいですし、手にとっていただける方との繋がりを大事にしていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

【profile】
中島俊樹
1992年福岡県生まれ 埼玉県在住。
工業高校卒業後、上京し自動車生産工場勤務。その後保育士の経験も経て現在、nestRobeCONFECTcloset新宿店に所属。

【instagram】
@nakashi__t

2024.06.25

トークイベント「作品と生活のあいだ—”5 essays”ができるまで」

トークイベント「作品と生活のあいだ—”5 essays”ができるまで」

日時:7月7日(日)19:30~
場所:VOU3F 
登壇者:川良謙太(VOU)×仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura) ×野村春花(haru nomura)
トークのリンク:https://youtube.com/live/ISncnek9rJo?feature=share
展示に合わせて、トークイベントを開催いたします。
Youtubeにて無料配信です。
後日、アーカイブの配信もございます。

会場でも、10名程度拝聴いただけます。
お席は限られますが、ご興味のある方ぜひご参加くださいませ。

お申し込みはこちらから(定員に達し次第、締め切り)
https://forms.gle/WZ8AjwSEfCrgbfGGA

本展「5 essays」は、草木染めのかばんブランドharu nomuraによる、VOUでの初個展です。この展示では、haru nomuraを主宰する野村春花と、その周辺の5人(ペインターや写真家、美容師やデザイナー)との対話から生まれた新作が展示されます。

本展で発表されるかばんは、これまでの野村が一人目のユーザーとして作るかばんとは異なり、他者との言葉を交わす過程を経て作られました。そしてその対話は、「ユーザー」と「かばん作家」の括弧を外した、ひとりとひとりが向き合うことから始まりました。「商品企画」から始まるのでもなく、また一方で「オーダーメイド」でもなく、ひとりの生に向き合って生まれたかばんたち。それは、モノから生活をつくるのではなく、生活からモノをつくる試みであり、言い換えれば生活が内包する人の弱さや、草木染が内包する色の弱さを肯定しながらモノをつくる試みでもあるのです。

仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura、展示共同企画)

お問い合わせ先 harunomura.bag@gmail.com

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